スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • -
  • -
  • -
  • -

答え

 お前の言うとおりだ。
俺は明良のことを理解してやれない。
俺はあいつのように壮絶な痛みも苦しみも
想像の中でしか思いやってやれない。
知れば知るほど
自分とは懸け離れた存在なんだなって思い知らされる。
俺はとても無力だ…
でもそれは誰だって一緒だ。
同じ体験をしていれば、
ソイツの救世主になれるのか?
過去の痛みに閉じこもって
お互いを慰めあうだけでは何も解決しないんだ。
さっきも言ったが、
俺はあいつの苦しみを共有してやれない。
あいつの苦しみは、あいつだけのもので
自分自身が向き合っていかなきゃならないからだ。
自分を救えるのはしょせん自分だけだ。
悲観してるわけじゃない、
それはどうしようもない事実だ。
人間は総てを守ってやらなければならないほど
ひ弱な存在じゃない。
明良だって
自分と向かい合えるくらいの強さは持ち合わせている。
俺にできるのは
そうやって自分と向かい合って、
打ち負けてしまったとき
頑張れって手を握ってやること。
打ち勝てたとき
お帰りって抱きしめたやることだけだ。
…くだらないってお前は笑うのかもな。

でも、それが俺の精一杯の答えだよ。

スポンサーサイト

  • -
  • -
  • -
  • -

COMMENT

TRACKBACK

この記事のトラックバックURL

▲top